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開発体制

MAIRは

医療機関IT企業AIロボット

開発企業の連携により製品化

埼玉県、先端産業支援センターのコーディネートを受けながら、提案者であるラジエンスウエア社を中心に、埼玉医科大学の医師やスタッフ、ロボットの販売代理店のアルメックス社、及びロボット開発会社のユニロボット社、5者による協議を重ねた結果、技術面とビジネスモデル面で、リハビリに適合するロボットの製品化の目処が立ったため、本事業のプロジェクトを立ち上げました。

PM(プロジェクトマネージャー)紹介

日本医業経営コンサルタント協会認定

医業経営コンサルタント

ラジエンスウエア株式会社

代表取締役中嶋 吉男

私は20年間、医療現場を観てきました。先生や看護師さんの業務が多いため、忙しい中で患者さんへ対応しています。最近では医療クラークさんによる作業代行が取り入れらたため、改善は進んで来ました。しかし、人件費の高騰や人手不足が深刻化する中では限界があります。そこで、私はAIロボットの活用を研究してきました。今回は埼玉県医療イノベーション事業の一環として、医療現場で使えるAIロボットシステムの製品開発に取り組みました。今後は、患者とロボットのやり取りをデータ収集し評価分析することで、患者ごとに最適なリハビリテーションプラグラムを作成できる仕組み作りも検討します。そして、更に医療機器として採用されるよう、AIロボットシステムを発展さていく計画です。

医療現場からの声

埼玉医科大学 国際医療センター

脳血管内治療科

教授神山 信也

脳卒中患者は、できるだけ早い段階でリハビリ介入ができれば効果があります。その結果、早期に退院して家庭や職場に復帰も可能になります。先ずは、比較的軽い患者さんから試験をして、検証していくのが良いと思います。そして、新人スタッフに教える手間が省けるようなロボットなら理想的だと思います。今回のような事業によりロボットが医療の現場に活かせるようになれば、患者さんのために良いことであり、また、医療スタッフの負担軽減にもつながるものだと期待しています。

埼玉医科大学 国際医療センター

運動呼吸器リハビリテーション科

教授高橋 秀寿

看護介入時間はわずか1~2時間程度であり、残りの22時間は集中治療室の天井を見て、医療機器の電子音を聞いて過ごしています。その結果、昼夜逆転現象が生じ、日中のリハビリ時間には寝ていて、夜中に覚醒してしまうことがしばしばみられます。これは、リハビリをしたくても介入が出来ない状態で、機能回復に大きな障害となっています。今回の事業では、ロボットが時間を知らせるなど、日常会話ができるだけでも効果はあると期待しています。